こんばんはtakaです。
今回(2020年12月3日)の
「世界は欲しいモノにあふれている」では
津田淳子さんが出演されます。
今回の舞台は日本・ドイツ・インド!
日本伝統の和紙に、
ドイツの職人技が生み出すペーパークラフト、
そしてインドのハンドメイド絵本
続々登場する唯一無二の“紙”の世界を
紹介するのが
いま話題の紙の専門誌を手がける編集者である
津田淳子さんです。
各国の素晴らしい紙の世界を紹介するために選ばれた
津田淳子さんとはどのような人なのか?
気になり色々調べましたので
ご紹介しますね。
1.津田淳子さんのプロフィール
名前 :津田淳子(つだじゅんこ)
生まれ:1974年生まれ
出身 :神奈川県
卒業校:不明
所属 :グラフィック社
役職 :編集長
略歴:
編集プロダクション
出版社に勤務し
2005年グラフィック社入社
2007年『デザインの引き出し』創刊
もともと両親が読書を進める環境に
育ったためか、読書が好きで
それが高じて編集者になったそうです。
しかし編集者の仕事をするうちに
制作の面白さのほうにもハマってしまい
現在に至るようです。
しかもそのハマり方が半端じゃないところが
凄いです。
2.津田淳子さんの経歴がすごい
津田淳子さんは「とにかく本を読め」という
方針の両親のもと、幼少期から、
たくさんの本を読んで、過ごす環境に
恵まれて育ちました。
大学卒業後、出版社で勤務していたそうです。
そのころまでは幼少期からの影響の
流れなのか、
興味は本を”読む”ということに対してだったのではと思われます。
ですが、出版社で働いていたある時に大きな転機が
生まれます。
それは偶然出会った小説にハマったのが
ことだったようです。
しかもその小説にハマったのは
内容というよりも、その“カバーだけ”に
興味が出て購入したようで、
その時に“紙”が持つ力を思い知った
そうです。そして、取材を通して
紙、印刷技術などを知れば知るほど、
現場の高い技術に魅了されたそうです。
津田淳子さんのすごいところは実はここから。
カバーに魅了されたことから
自分の関心にあうカバーの収集に走るのではなく、
自分の好きな感じのカバーを実現しようとする方向に行きました。
というのも、そのような“現場”の高い技術があることが
わかる一方で、作りたい本の要望を
「営業」の方に伝えても「できない」と
断られることが多々あり、しかも、
その理由が教えてもらえないという
もどかしさがあった。
その原因が現場の技術力の不足ではなく
発注者側に知識がないことによるものが多く、現場では
「あんなことやこんなこともできるのに」というせっかくの技術が
生かされないというジレンマがあったという。
それならばと、発注者自らが知識を
身に着け、そこから得た知識や可能な事を
デザイナーや多くの発注者と共有する
つなぐ橋渡しの役割を担うことができると
現場の技術力を発揮した質の高い印刷物が
送り出せることになると考えたのがきっかけだったそう。
津田淳子さんご自身のよほどの行動力か
カバーにハマるきっかけになった作品が
よほど凄かったのかのいずれが理由なのか分かりませんが
こうしてカバーや紙の魅力にどっぷりとはまっていったようです。
3.津田淳子さんが編集長として手掛ける専門誌「デザインのひきだし」が凄すぎる?
そんな経歴をお持ちの津田淳子さんが
編集長として手掛ける専門誌「デザインのひきだし」。
「デザインのひきだし」ってどんな雑誌?
「デザインのひきだし」は2月、6月、10月の
年三回の発行で、定価は2,000円。
ですが、その制作過程や偏愛ぶりを知ると
“その倍でもいいんじゃない?”と
思うくらいの凄さに感じられます。
「デザインのひきだし」は12,000冊が
毎号発売日に完売、AMAZONで
一位獲得するほどその内容は支持を
集めていますが、内容は
どうやって決めているのかと
不思議におもってましたら
津田淳子さんは
「自分の知りたいことを調べて書いているだけ」
なのだとか。
そのためある人からは
「夏休みの自由研究を毎回やっているみたいだね・・・」
と言われたそうです。
「大人の自由研究」って感じでしょうか?
確かに年三回発売されるものを
見ると、自由研究が大量生産できないように
津田淳子さんの毎号のものも
こだわりが凄すぎて、大量生産には
とても向かない感じがしますね。
卵パック素材で作られた33号
なんと「刺繍(ししゅう)」が施された27号
表紙に刺繍が施された27号は
一冊につき40分かかるそうです。
1万部対応には縫うだけで1ケ月くらいだそうです。
毎号、取材のために現場に赴き
最新号の情報を集めに行ったはずが、
調べるにつれてどんどんやりたいことが
次々に生まれるそうで、そのため
やりたい内容がすでに再来年の分まで
決まっているそうです。
最新号の発売までに約二か月半をかけて
40~50社に上る取材を重ね、自ら現場を
駆けずり回り情報を得る。
その取材時に使用する名刺の枚数が
毎号ごとに200枚近くの名刺がなくなるとか。
そうやって自ら現場に赴き、感じた
感動を毎号に落とし込む。
しかも津田淳子さんは編集長でありながら
一冊の半分以上の記事を書き上げるそうです。
気持ちの入れ込みようが半端じゃないですね。
そして完成すると必ず会いに行く人が
おられるようです。
それが祖父江慎さん。
ブックデザイナーの巨匠といわれる方です。
所属:コズフィッシュ代表
装丁界のカリスマデザイナと言われ、
意図的な乱丁や斜めの裁断など、
装幀の常識を覆すデザインで注目を集める人です。
津田淳子さんの作品を祖父江さんが
「オー凄い」と思わず声に出すほどのこともあるようです。
しかもその後の津田さんへのコメントとして
「知識も凄いし、行動力も凄い」
という素直なお褒めだけではなく
「いや~、変。あそこまではまるのは変」と
常識を覆すデザインで注目を集める人から
そんなコメントをもらうくらいの凄さ!
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