吉澤和徳(北海道大学大学院准教授)「イグ・ノーベル賞」受賞のユニークすぎる昆虫の研究とは?

こんにちはTakaです。

みなさん、イグノーベル賞(Ig Nobel Prize)ってご存知ですか?

私は全く知りませんでした。

ノーベルという言葉がついてることから想像した限り、

さぞかしすごい賞と思いました。

確かにすごいことはすごいのですが

普通の学問分野で授与される賞という言葉からの

想像とは一味も二味も違うユニークな賞のようです。

今回は2017年にその賞を受賞した

吉澤和徳(よしざわかずのり)さんのお話しです。

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1.吉澤和徳プロフィール:

出典:https://www.google.co.jp/imgres?

プロフィール

名前       :吉澤和徳

出身       :新潟県小千谷市 出身

生年       :1971年生まれ

経歴       :http://kazu.psocodea.org/kazu/ より抜粋

1990年 九州大学農学部入学

1994年 九州大学大学院農学研究科入学

1994年 九州大学大学院比較社会文化研究科へ転科

1999年 博士課程修了・博士

2000年~2009年:北海道大学院農学研究科 助手、助教、准教授

2015年 北海道大学大学院 農学研究院 基礎研究部門

生物資源科学分野 昆虫体系学研究室 准教授(~現在)

受賞歴 :

2013年 日本昆虫学会学会賞

2016年 北海道大学研究総長賞

2017年 北海道大学研究総長賞

 

 

研究内容:日本のチャタテムシおよび

シラミ(Psocodea = 「咀顎目」)研究の

第一人者(ただし彼一人しかいない)

好きなもの:ビール,電化製品全般,Macintosh,スキー

嫌いなもの:煙草、携帯電話

 

Macや電化製品が好きなのに携帯が嫌いとは不思議ですね~。

研究テーマも一人しかいない。

まさにオンリーワンですね

なぜ研究対象がこの昆虫になったのかその理由をお聞きしたい限りです。

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2.吉澤和徳とイグノーベル賞(Ig Nobel Prize)とは?

そんな公私ともにユニークな印象を受ける吉澤和徳さんが

受賞したイグノーベル賞について、まずは調べてみました。

 

創設:1991年科学ユーモア雑誌の編集者、

マーク・エイブラハムズにより創設。

賞の意味:イグノーベルはノーベル賞と

「恥ずかしい、不名誉な」(Ignoble)

掛け合わせ造語

受賞対象:人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究が対象

通常研究理由の考えさせられるに加え、

笑わせることが必要なところが変わってますね

賞   :賞状(紙切れ)と適当に作ったトロフィー、

賞金  :10兆ジンバブエドル(紙幣一枚)

 

ちなみにパン一つが2000億ジンバブエドルだそうです。

 

過去受賞内容:参考までに受賞の一部は下記です。

吉澤和徳さんは生物学分野での受賞です。

見ていただくとお分かりかと思いますが、

いずれも普通の方では思いつかない、思いついても検証しようと

ほとんどしないようなかなりユニークな内容ですね~。

過去受賞内容

医学賞:熱烈なキスなどがカップルの活動に

どのような生物学的影響があるかを解明

 

数学賞:近世モロッコの君主が800人以上の子供を

つくったとされる史実を数理解析で検証

 

生物学賞:ニワトリに人工的しっぽをつけると

恐竜のような歩き方になることを発見

 

流体力学賞:コーヒーの入ったカップを手にした人が

後ろ歩きするときの「液体の揺動現象」

 

物理学賞:「猫は固体かつ液体なのか?」この疑問の理由として

    「液体とは容器に合わせて形を変えるものだ」

授賞式の出席者らに説明しました

 

文学賞:「はぁ?」に相当する感嘆詞が

あらゆる言語に存在する事実の発見

 

調べてみて思いましたが、ぜひ授賞式に参加してみたいですね。

賞の説明の度にまさに「はぁ?」という

意味の言葉がいろんな言語でいわれてるような気がします(笑

通常の学会などでの授賞式の厳かな雰囲気とは違い

会場は各受賞者が受賞にあたり簡単な説明などするたびに

笑いのうずや、ちょっと困惑したような雰囲気が漂う感じのようです。

 

3.吉澤和徳の名前、人となりについて:

あるHP(学校の?)にてご自身の「吉澤」という名字について

お書きになっておられます。「吉沢」、でもなく「古沢」と

間違われることの不思議さについて。日本人の中に占める

各々の名字の割合から言っても、吉澤が上位に来るのに

なぜ?と。(順位も調べて)。名字は大切ですが、ここまで

調べてしまうあたり、そのユニークな研究は、ご自身の

このような性格から来るのではと一人うなずいてしまうくらいでした。

 

4.吉澤和徳と受賞(研究)内容

受賞理由は,「洞窟棲昆虫におけるメスの陰茎(ペニス)

とオスの膣(ヴァギナ)の発見」です。

吉澤准教授らは,チャタテムシの一属の交尾器がオスとメスで

逆転していることを発見しました

チャタテムシは,シラミに近い微小昆虫です。

今回の研究対象となったトリカヘチャタテ属は,

メスがペニスの様な交尾器を持ち,オスに挿入することで交尾を行います。

う~ん、確かに一般的な「性」に対する常識と全く違いますね~。

男女の役割が逆転してますもんね~。初めてこういうことを

見つけたら非常に驚くでしょうね。確かにユニークです。

吉澤和徳さんたちは米ハーバード大であった

イグノーベル賞の授賞式を欠席し、代わりに

以下のような動画でメッセージを寄せてました。

5.まとめ:

イグノーベル賞はそのようなユニークな賞ですが、

日本人が11年連続して受賞しているとのこと。

私の認識ではこういうユニークな発想はどちらかと言えば

日本人は苦手な分野だと思ってました。外国の人達と比べて

劣ると思ってたユーモア、ユニークさの分野で評価されることは

新しい他の分野への活躍が非常に期待ができ、

頼もしい限りだと思います。

今後も続々とこの賞の受賞者が日本人から排出されることを

楽しみにしたいと思います。

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